調べもの / 実測データ
買い目を出すのをやめた話|58回のうち、当たったのは1回でした
「荒れる」は当てられても、「どう荒れるか」は当てられない。私の失敗を、数字のまま置いておきます。
私が何をやっていたか
以前、いくつかあるプランのうち1つだけ、レースの評価に加えて 買い目(3連単の組み合わせ)も一緒に出していました。 「荒れそうなレースが分かるなら、どう荒れるかもある程度は絞れるはずだ」—— そう考えるのは自然だと思いますし、実際、私はそう考えて作りました。
結果は58回のうち、買い目が当たったのは1回だけでした。 率にして1.7%です。3連単は6艇から3艇を順番どおりに選ぶので 全部で120通り。でたらめに数点買っても、これに近い数字は出ます。 つまり買い目の部分だけは、何の役にも立っていませんでした。
当たったほうと、当たらなかったほう
ここが面白いところで、同じレースを見ていて、成績が真っ二つに割れました。
| 何を当てにいったか | 成績 | 基準と比べて |
|---|---|---|
| そのレースは荒れるか | 4025件中 1334件 (33.1%) | 1.45倍 |
| どう荒れるか(着順) | 58件中 1件(1.7%) | ほぼ、でたらめと同じ |
荒れやすさは当てられる。着順は当てられない。 考えてみれば当たり前かもしれません。「このレースは決まりにくい」と分かることと、 「では誰が来るのか」が分かることは、まったく別の問いです。 前者は不確実性の大きさの話で、後者はその中身の話です。 大きさが分かっても、中身までは決まりません。
なぜ続けなかったか
58回で1回という数字を見た時点で、私に選べる道は3つありました。
- 点数を増やす。当たる確率は上がりますが、そのぶん払う額も増えます。1点を絞れないという事実は変わりません
- 数字を出さずに続ける。買い目が付いていれば売り物としては見栄えがします。母数が小さいうちは誰にも分かりません
- やめる。当てられないものを渡さない
私は3つめにしました。2つめがいちばん楽で、いちばん危ないからです。 58回が580回になれば、いずれ同じ数字が出ます。 そのとき、それまでに渡した買い目の説明が付きません。
いまお渡ししているのはレースの評価だけです。 「このレースは荒れやすい」まで。そこから先——どの組を買うか、何点にするか、 いくら賭けるかは、私が渡せる根拠を持っていません。 持っていないものを渡さない、というだけの話です。
この話の読み方
私の失敗なので、宣伝としては最悪の1本です。それでも置いておくのは、 この数字が読み手の役に立つと思うからです。
- 買い目付きの予想を見たら、その部分の母数と成績を探してください。無ければ、測っていないか、測って出していないかのどちらかです
- 「荒れる」と「この組が来る」は別の商品です。同じ看板で売られていても、当てられる難しさがまるで違います
- 1回当たった話は、58回のうちの1回かもしれません。当たった回だけを見せるのは簡単です
★数字は2026年9月4日時点の実測値です。
開催の傾向が変われば動くので、定期的に数え直しています。
★この記事は舟券の購入を勧めるものではありません。20歳未満は購入できません。