調べもの / 実測データ
「的中率◯%」は、それだけでは何も意味しない|予想の成績の読み方
的中率だけを見ても、上手いのか下手なのかは分かりません。一緒に無いと読めない3つを挙げます。
① 基準|でたらめに選ぶといくつか
いちばん大事なのがこれです。全国24場のレースを通しで数えると、 3連単が70倍以上になるのは22.9%、 1号艇が1着になるのは53.0%でした。
つまりでたらめにレースを選んで「荒れる」と言い続けるだけで22.9%は当たります。 「的中率30%」は、この基準と並べて初めて意味を持ちます。 22.9%に対して30%なら、でたらめより3割ほど良いということです。 それを良いと見るかは別として、30%という数字だけでは何も分かりません。
逆に「的中率80%」と書いてあっても、それがイン逃げの予想なら、 基準は53.0%です。80%は1.5倍ほどにしかなりません。 数字の大きさではなく、基準との比で見てください。
② 母数|何件のうち何件か
10件中3件も、1,000件中300件も、同じ「30%」です。 ですが前者は1件ずれるだけで20%にも40%にもなります。 少ない回数で跳ねた数字は、成績としては読めません。
目安として、数十件では傾向すら見えません。 率だけが書いてあって母数が無い成績表は、母数が小さいから書いていないと考えて差し支えありません。
③ 期間|いつからいつまでか
期間が書かれていない成績は、いちばん良かったところを切り出せます。 3か月のうち調子の良い2週間だけを載せても「的中率」としては嘘になりません。 期間を通しで出しているか、そして悪かった日も残っているかを見てください。
④ そもそも、何を「的中」と呼んでいるか
これは見落とされがちですが、当たりの定義そのものが揃っていないことがあります。 たとえば同じ「荒れ予想」でも、 70倍以上を狙うものと、30〜70倍に収まることを狙うものでは、 まったく別のことを当てにいっています。
後者は上限がある的です。70倍を超えたら「行き過ぎ」で外れになります。 ところが成績表にはどちらも「的中率」としか書かれません。 物差しが違うものを、同じ数字として並べてしまうことになります。
そして最後に、舟券が当たったかどうかとは別物だという点があります。 買い目を渡していない予想の「的中」は、 「荒れると言った回が実際に荒れたか」までしか測れません。 そのお金が返ってきたかは、また別の話です。
自分で計算してみる
やることは割り算1回です。
- 基準比 = 的中率 ÷ 基準(70倍以上狙いなら基準は22.9%)
- 1.0倍ならでたらめと同じ。1.5倍なら1.5倍の頻度で当てている
- 1.5倍でも、3回に2回は外れます。頻度の話であって、儲けの話ではありません
最後の1行がいちばん誤解されます。「基準の1.5倍」は1.5倍儲かるという意味ではありません。 頻度が1.5倍になるだけで、配当と買い方次第で収支はどちらにも転びます。
★数字は2026年9月3日時点の実測値です。
開催の傾向が変われば動くので、定期的に数え直しています。
★この記事は舟券の購入を勧めるものではありません。20歳未満は購入できません。