調べもの / 実測データ
競艇で3連単が70倍以上になる確率は? 全24場を実測して数えた
「荒れた」と言われるレースは、実際どれくらいの割合で起きるのか。全国24場を通しで数えました。
「荒れた」はいくらからか
競艇の話で「荒れた」という言葉は、人によって指すものが違います。 2万円を荒れたと呼ぶ人もいれば、5千円で荒れたと言う人もいます。 比べられる形にするために、ここでは3連単の配当で線を引きました。 100円が何倍になったか、という見方です。
| 呼び方 | 3連単の配当 | 出た割合 |
|---|---|---|
| 荒れず | 〜25倍(2,500円未満) | 49.8% |
| 小荒れ | 25〜40倍 | 14.4% |
| 中荒れ | 40〜70倍 | 12.9% |
| 大荒れ | 70〜500倍 | 20.8% |
| 激荒れ以上 | 500倍〜(5万円〜) | 2.1% |
★この記事で「70倍以上」と言っているのは、上の表の大荒れと激荒れ以上を足したものです。
10回に2回、を体感に直す
22.9%という数字は、言葉にすると「5回に1回ちょっと」です。 競艇場に行って12レース見たとすると、そのうち2〜3レースで3連単が70倍を超える、という頻度になります。 毎日どこかで起きているけれど、狙って当てにいくには外れのほうが多い—— という、ちょうど扱いにくい水準です。
逆に言えば、でたらめにレースを選んで「荒れる」と言い続けても22.9%は当たります。 予想の成績を読むときは、この数字をいつも横に置いてください。 「的中率30%」と書いてあっても、母数がこれならでたらめより3割ほど良いだけです。 それが良いか悪いかは別として、30%という数字だけでは何も分からないということです。
1号艇が1着になる割合と、裏表の関係
同じ数え方で、1号艇が1着になった割合は53.0%でした。 半分ちょっとは1号艇が押し切る競技だ、ということです。 3連単が70倍を超えるのは、多くの場合この1号艇が崩れたときなので、 「荒れるか」と「1号艇が残るか」はほぼ同じことを裏表から見ていることになります。
ここで気をつけたいのは、1号艇が飛んでも荒れるとは限らないことです。 1号艇が2着に残れば配当は伸びませんし、人気の2号艇が差し切っただけなら 3連単は10倍台で収まります。「インが飛ぶ=万舟」ではありません。
見落とされやすい30〜70倍
70倍以上ばかりが話題になりますが、30〜70倍に収まった割合は21.3%で、 70倍以上(22.9%)とほぼ同じ頻度で出ています。 それでいて狙う人は明らかに少ない帯です。
ただしこの帯には上限があります。70倍を超えてしまった回は、 30〜70倍を狙っていた立場では「行き過ぎ」で外れです。 上を狙うのと、幅に収めるのとでは、当たりの意味がまったく別になります。 同じ「荒れ予想」という言葉でも中身が違うので、成績を比べるときは物差しを揃えてください。
この数字の使い方
ここまでの数字は、どれも予想ではありません。 レースを選ばずに全部を同じように数えた結果——つまり どれかを狙う前の、ただの事実です。使いどころは3つあります。
- 成績を読む物差しにする。「的中率◯%」は、この母数と並べて初めて意味を持ちます。
- 期待を先に合わせる。70倍以上は5回に1回ちょっと。当たらない日のほうが普通です。
- 狙う帯を決める。上を狙うのか幅に収めるのかで、買い方も成績の読み方も変わります。
★数字は2026年9月3日時点の実測値です。
開催の傾向が変われば動くので、定期的に数え直しています。
★この記事は舟券の購入を勧めるものではありません。20歳未満は購入できません。